Step 1まずは「みつける」です。
主語主語主語。まずは主語です。この文で主語になりそうなのは「彼」だけだと思います。それでは、「彼」を主語に設定してみましょう。
- 誰が = 彼女 ⇨ she
Step 2「誰がどうする」に当てはめてみます。
- 誰が = she
- どうする = 話すよね ⇨ 話す ⇨ 「(英語を)話す」は英語で?
正解
speak
Step 3目的語を決めます。
- She speaks
- 彼女は話す
「主語+動詞」が決まったので、次は目的語です。
ここで問題です。この文の目的語は何になると思いますか?
正解
English
現在形では主語が単数の場合、動詞に「-s」が付きます(三人称単数現在)。
Step 4ここで「なりきる」です。
- She speaks English
- 彼女は英語を話す
「主語+動詞+目的語」が決まりました。あとは残りの情報「得意気に」です。しかし、すぐにこれを訳すのは難しい…。ここで「なりきる」の登場です。
- 主語 + was/were + like …
- …という感じだった
- …みたいだった
- …と言っていた
「なりきる1」と「なりきる2」では「主語 + was/were + like …」は、過去時制において主語の様子を説明するときに非常に便利な表現とお伝えしました。ここでは「彼女って得意気に英語を話すよね」と言っているように、主語の習慣を示しています。習慣・事実を表す場合は現在形を用いるというルールがあるので、今回は以下のように現在形で表現します。
- 主語 + is/are + like …
- …という感じだ
- …みたいだ
- …と言っている
上記の表現を最初に言うことで、話者が「これからその人になりますよ」という合図になるので、実際に話者がその人になって話をすることができます。
Step 5「主語 + is/are + like …」に当てはめます。
実際に「彼女って得意気に英語を話すよね」を「主語 + is/are + like …」に当てはめてみましょう。主語はすでに決定しているので、主語に合うBe動詞を選びます。
はい、主語「she」、つまり単数なので、Be動詞は「is」となります。
- She is like …
これであなたは「彼女」に生まれ変わりました。
Be動詞の用法については、「わける 1, Step 10」を参照。
Step 6ここで詰めです。
- She is like …
- 彼女は…といった感じだ
「She is like」を使うことが決まったのですが、まだ「得意気に英語を話すよね」という重要な部分を訳していません。ここでもう一度確認です。あなたは「彼女」になったのです。想像してみてください。あなたは、得意気に英語を話しているとき、自分自身に対してどう思っていますか?
そう、「わたしって英語が上手」つまり「わたしは上手に英語を話す」と思っていると思います。
Step 7「わたしは上手に英語を話す」に取り掛かります。
- She is like …
- 彼女は…といった感じだ
まずは、「わたしは上手に英語を話す」を少しシンプルな日本語にしてみましょう。
- 「わたしは上手に英語を話す」 ⇨ 「わたしは英語を話す」 ⇨ それでは「わたしは英語を話す」は英語で?
正解
I speak English
わたしは英語を話す
Step 8あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは「彼女って得意気に英語を話すよね」をあなたならどう訳しますか?
正解
She is like, “I speak English well.”
彼女って得意気に英語を話すよね。
(彼女は「わたしは上手に英語を話す(わたしって英語が上手)」といった感じだ。)
STEP UP
「彼女」がもっと得意気な感じで英語を話すのであれば、さらに具体的に表現して、以下のように変換してもよいでしょう。
- She is like, “I am a native English speaker.”
- 彼女って得意気に英語を話すよね。
- (彼女は「わたしは英語のネイティブスピーカーよ」といった感じだ。)