「はぶく」ってなに?
文脈を活かし、1文をシンプルにする
機能がありすぎると操作が難しくなるように、表現したい日本語の文に単語がありすぎると英語にするときの大きな妨げとなってしまいます。そもそも日本語と英語は異なる言語なので一字一句訳すことなどできないのです。果たしてその訳そうとしていた日本語の単語、本当に必要だったのでしょうか。「ずらす」で出てきたように、英語の文章を話したり書いたりするとき、必ず文脈という光がわたしたちを導いてくれます。「はぶく」は、「ならべる」や「くわしくする」とは違います。これらは文脈をつくる作業であるのに対し、「はぶく」ではこの文脈をうまく活用し、それぞれの文を簡素化するのです。
はぶく2
あなたならどう訳す?

「今年も継続して英語を勉強します」

Step 1「はぶく」の登場です。

この日本語の文で、まず気になるのが「継続して」という部分です。それでは、以下の①と②の日本語を比べてみましょう。

  • 今年も継続して英語を勉強します。

  • 今年も英語を勉強します。

この2つの文に大きな違いがありますか?いえ、「今年も」と言っているので、「継続して」という部分は単なる強調に過ぎないのです。それではどうしましょう。そう、「はぶく」のです。

Step 2「誰がどうする」に当てはめてみます。

再確認です。この「はぶく」を使って、「今年も継続して英語を勉強します」を簡素化してみると②となります。

  • 今年も英語を勉強します。

それでは、「誰がどうする」に当てはめてみましょう。今回も主語を「わたし」にします。

  • 誰が = I
  • する = 勉強する ⇨ 「勉強する」は英語で?

正解

study

Step 3目的語を決めます。

  • I study
  • わたしは勉強する

次は目的語です。

ここで問題です。「今年も英語を勉強します」の目的語は何だと思いますか?

正解

English

Step 4ここで詰めです。

  • I study English
  • わたしは英語を勉強する

ここで詰めです。「今年も英語を勉強します」という文には、「今年」と「今年も」の「~も」いう単語が必要になります。「今年」という単語はご存知のはずなので、「~も」をみていきましょう。実はこれは簡単。「Me, too」という表現にもあるように、「~も」と言いたい場合は「too」を付け加えるだけです。

Step 5あとはすべてを組み合わせるだけです。

それでは「今年も継続して英語を勉強します」をあなたならどう訳しますか?ただし、この文の時制(現在・過去・未来)にご注意。

正解

I will study English this year, too.
今年も継続して英語を勉強します。
(わたしは今年も英語を勉強する予定だ。)

または

I am going to study English this year, too.
今年も継続して英語を勉強します。
(わたしは今年も英語を勉強するつもりだ。)

未来形の種類はいくつかありますが、この時点では「will」を使用します。

STEP UP

「今年も英語を勉強します。」という訳では納得できない場合、この文の前にもう1つの文を加えるのも一つの方法です。そうすると「継続して」という部分を強調することができます。

  • I studied English for a year last year, and I will do that this year, too.
  • 今年も継続して英語を勉強します。
  • (わたしは去年、年間、英語を勉強した。今年もそれをする予定だ。)

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