「くわしくする」ってなに?
具体的にする
ハイコンテクスト文化に属している日本では、「以心伝心」「察する」「空気を読む」などの言葉があるように、多くの言葉を発すことなく相手にメッセージを伝えることができると言われています。しかし、英語はその逆。言葉でしっかりと相手にメッセージを伝える言語です。この「ハイコンテクスト」と「ローコンテクスト」の違いを理解することは文法を学習するのと同じくらい重要です。「くわしくする」方法はシンプルです。その話の背景をイメージし、具体的に話すのです。
くわしくする3
あなたならどう訳す?

「この世界は弱肉強食だ」

Step 1文脈を設定します。

まずは、文脈を設定します。今回は以下の文脈を設定してみます。

  • サバンナでライオンがシマウマを捕食している動画を観ていて、「この世界は弱肉強食だ」と言う。

Step 2「何がどうなる」に当てはめます(1)。

主語は何がよさそうでしょうか?文頭が「この世界」となっているので、これを主語にしてみます。主語が「モノ・コト」になったので、「何がどうなる」です。

  • 何が = この世界 ⇨ this world
  • どうなる = ??

Step 3具体的にします。

「どうなる」に当てはまる動詞が見つかりません。さらに、「この世界」を主語にすると、いずれにせよ「弱肉強食」を使わなければならないのです。しかし、「弱肉強食」がわからない。さて、どうしよう。ここで「くわしくする」のです。「この世界が弱肉強食」ということはどういうことでしょうか?さらに具体的にしてみます。

  • サバンナでライオンがシマウマを捕食している動画を観ていて、「この世界は弱肉強食だ」と言う。

「この世界は弱肉強食だ」ということは、ライオンのように強い動物が弱い動物を食べ、「強い動物だけが生き残る」ということです。

Step 4主語を再設定します。

それでは、この「サバンナでは強い動物だけが生き残る」を英語にしてみましょう。

ここで問題です。主語にするには、AとBのどちらが正しいと思いますか?

  • A. 「強い動物」
  • B. 「サバンナ」

正解

強い動物

Step 5「何がどうなる」に当てはめます(2)。

主語がモノに決定したので、「何がどうなる」に当てはめてみます。

  • 何が = 強い動物 ⇨ strong animals
  • どうなる = 生き残る ⇨ いきのこる ⇨ いキのコる ⇨ イキノコル!?

Step 6問題発生です。

「生き残る」という動詞がわかりません。ここで、「いいかえる」です。「生き残る」を噛み砕いた日本語に変換してみましょう。

  • 生き残る ⇨ 生きる(生きている) ⇨ 「生きる(生きている)」は英語で?

正解

live

Step 7補足情報を付け加えます。

  • Strong animals live
  • 強い動物が生きる

この時点で「主語+動詞」のかたちになりました。残りの情報「この世界は」に取り掛かります。「この世界」ということは「この世界の(中)では」と変換することができます。

ここで問題です。~の(中)では」を表す前置詞は、A〜Dのどれが正しいと思いますか?

  • A. at
  • B. during
  • C. in
  • D. next to

正解

in

ここで問題です。「この世界の(中)では」を英語にすると?

正解

in this world

Step 9ここで詰めです。

  • Strong animals live in this world
  • この世界では強い動物が生きる

「強い動物だけが生き残る」ということは、「強い動物だけが生きることができる」というニュアンスが含まれます。

ここで問題です。「~することができる」を英語にすると?

正解

can

「can」は助動詞です。この助動詞「can」は動詞の直前に置くという決まりがあります。

Step 10あとはすべてを組み合わせるだけです。

それでは①の文脈で、「この世界は弱肉強食だ」をあなたならどう訳しますか?「サバンナでは強い動物だけが生き残る」の「~だけ」を加えるのをお忘れなく。

正解

Only strong animals can live in this world.
この世界は弱肉強食だ。
(この世界では、強い動物だけが生きることができる。)

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