Step 1文脈を設定します。
まずは、文脈を設定します。今回は以下の文脈を設定してみます。
- ①
- サバンナでライオンがシマウマを捕食している動画を観ていて、「この世界は弱肉強食だ」と言う。
Step 2「何がどうなる」に当てはめます(1)。
主語は何がよさそうでしょうか?文頭が「この世界」となっているので、これを主語にしてみます。主語が「モノ・コト」になったので、「何がどうなる」です。
- 何が = この世界 ⇨ this world
- どうなる = ??
Step 3具体的にします。
「どうなる」に当てはまる動詞が見つかりません。さらに、「この世界」を主語にすると、いずれにせよ「弱肉強食」を使わなければならないのです。しかし、「弱肉強食」がわからない。さて、どうしよう。ここで「くわしくする」のです。「この世界が弱肉強食」ということはどういうことでしょうか?さらに具体的にしてみます。
- ①
- サバンナでライオンがシマウマを捕食している動画を観ていて、「この世界は弱肉強食だ」と言う。
「この世界は弱肉強食だ」ということは、ライオンのように強い動物が弱い動物を食べ、「強い動物だけが生き残る」ということです。
Step 4主語を再設定します。
それでは、この「サバンナでは強い動物だけが生き残る」を英語にしてみましょう。
ここで問題です。主語にするには、AとBのどちらが正しいと思いますか?
- A. 「強い動物」
- B. 「サバンナ」
正解
強い動物
Step 5「何がどうなる」に当てはめます(2)。
主語がモノに決定したので、「何がどうなる」に当てはめてみます。
- 何が = 強い動物 ⇨ strong animals
- どうなる = 生き残る ⇨ いきのこる ⇨ いキのコる ⇨ イキノコル!?
Step 6問題発生です。
「生き残る」という動詞がわかりません。ここで、「いいかえる」です。「生き残る」を噛み砕いた日本語に変換してみましょう。
- 生き残る ⇨ 生きる(生きている) ⇨ 「生きる(生きている)」は英語で?
正解
live
Step 7補足情報を付け加えます。
- Strong animals live
- 強い動物が生きる
この時点で「主語+動詞」のかたちになりました。残りの情報「この世界は」に取り掛かります。「この世界は」ということは「この世界の(中)では」と変換することができます。
ここで問題です。「~の(中)では」を表す前置詞は、A〜Dのどれが正しいと思いますか?
- A. at
- B. during
- C. in
- D. next to
正解
in
ここで問題です。「この世界の(中)では」を英語にすると?
正解
in this world
Step 9ここで詰めです。
- Strong animals live in this world
- この世界では強い動物が生きる
「強い動物だけが生き残る」ということは、「強い動物だけが生きることができる」というニュアンスが含まれます。
ここで問題です。「~することができる」を英語にすると?
正解
can
「can」は助動詞です。この助動詞「can」は動詞の直前に置くという決まりがあります。
Step 10あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは①の文脈で、「この世界は弱肉強食だ」をあなたならどう訳しますか?「サバンナでは強い動物だけが生き残る」の「~だけ」を加えるのをお忘れなく。
正解
Only strong animals can live in this world.
この世界は弱肉強食だ。
(この世界では、強い動物だけが生きることができる。)