「はぶく」ってなに?
文脈を活かし、1文をシンプルにする
機能がありすぎると操作が難しくなるように、表現したい日本語の文に単語がありすぎると英語にするときの大きな妨げとなってしまいます。そもそも日本語と英語は異なる言語なので一字一句訳すことなどできないのです。果たしてその訳そうとしていた日本語の単語、本当に必要だったのでしょうか。「ずらす」で出てきたように、英語の文章を話したり書いたりするとき、必ず文脈という光がわたしたちを導いてくれます。「はぶく」は、「ならべる」や「くわしくする」とは違います。これらは文脈をつくる作業であるのに対し、「はぶく」ではこの文脈をうまく活用し、それぞれの文を簡素化するのです。
はぶく2
あなたならどう訳す?
「今年も継続して英語を勉強します」
Step 1「はぶく」の登場です。
この日本語の文で、まず気になるのが「継続して」という部分です。それでは、以下の①と②の日本語を比べてみましょう。