Step 1文脈を設定します。
まずは、「うらやましいなぁ」を訳す前に、あなたが相手と何について話しているか、つまり文脈をしっかりと設定する必要があります。今回は以下の文脈を設定します。
- ①
- あなたの友達から電話があった。その電話にでたけれど、今バタバタしてて長く話せないことを謝る。
Step 2「誰がどうする」に当てはめます(1)。
まずは、主語の決定です。文脈から判断するとおなじみの主語「わたし」がよさそうです。それでは「誰がどうする」に当てはめてみましょう。
- 誰が = I
- どうする = バタバタしてて ⇨ バタバタしてる ⇨ バタバタシテル!?
Step 3具体的にします。
お気付きの通り、「バタバタしてて」という表現がネックになります。ここで「くわしく」します。「くわしくする1」同様、この文にも多くの情報が含まれていません。具体的にしてみましょう。
ここでポイントです。情報が少ない日本語のメッセージを訳す場合、可能な限り具体的にしてみましょう。そうすると多くのことが表現できるようになります。
- ①
- あなたの友達から電話があった。その電話にでたけれど、今バタバタしてて長く話せないことを謝る。
上の文では、あなたは「バタバタしてて、友達と長く話せない」のです。この「バタバタしている状況」はどのような状況でしょうか?
そう、あなたは「忙しい」のです。
Step 4「誰がどうする」に当てはめます(2)。
それでは、気を取り直して「わたしは忙しい」を英語にしてみましょう。再度、「誰がどうする」です。
- 誰が = I
- どうする = ?
Step 5問題発生です。
ここで壁です。「どうする」に当てはまる動詞が見つかりません。「忙しい」は形容詞なので、この方法が使えないのです。ここで「誰がどうする」に加え、「誰が(または何が)どういう状態だ」を使ってみましょう。こうすることで、その文で形容詞を使うかどうかがわかります。それでは再挑戦。
- 誰が = I
- どういう状態だ = 忙しい(状態だ) ⇨ 「忙しい」は英語で?
正解
busy
Step 6動詞を設定します。
- I busy
- わたし忙しい
主語「I」と形容詞「busy」が決定しました。ただし、動詞がありません。ここでBe動詞の登場です。「I am happy(わたしはうれしい)」や「She is a student(彼女は学生だ)」のように、主語と名詞または主語と形容詞をイコール関係にする場合、Be動詞を使います。Be動詞には、現在形「am / is / are」、過去形「was / were」があります。それでは、このBe動詞を使って文を組み立ててみましょう。
ここで問題です。「(わたしは)忙しい」は英語で?
正解
I am busy
Be動詞の用法については、「わける 1, Step 10」を参照。
Step 7あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは①の文脈で、「うらやましいなぁ」をあなたならどう訳しますか?残りの情報、「ごめん」と「今」を加えるのをお忘れなく。
正解
Sorry, I’m (I am) busy now.
ごめん、今バタバタしてて。
(すみません、私は今、忙しい。)