Step 1まずは「みつける」。「誰がどうする」を使ってこの文の主語を決めます。
ここで問題です。主語にするにはA〜Dのどれが正しいと思いますか?
- A. 「わたし」
- B. 「子供たち」
- C. 「アイスクリーム」
- D. 「新宿」
正解
まずは、この日本語の動詞「買って食べた」に注目です。この「買って食べた」の主語となるのは「ヒト」なので、AまたはBが最適です(Dはヒトではないので明らかに不正解です)。Cの「アイスクリーム」は後半に説明します。
Step 2「誰がどうする」の「誰が」に当てはめます。
今回はAの「わたし」を使い、まずは「誰がどうする」の「誰が」を設定します。
- 誰が ⇨ I
Step 3ここで「わける」ポイントです。
1文を複数の文に分割する方法は、1つの文に動詞を1つだけを当てはめることです。それでは、このポイントを使って、主語「I」を用いて「誰がどうする」に当てはめてみます。
- ①
- 誰が = I
- どうする = 買って ⇨ 買った ⇨ 買う ⇨ 「買う」は英語で?
- ②
- 誰が = I
- どうする = 食べた ⇨ 食べる ⇨ 「食べる」は英語で?
正解
① buy
② eat
Step 4目的語を決めます。
主語「I」と動詞「buy」と「eat」が決まったので、あとは残りです。動詞の後ろに置いてあげる単語、つまり目的語を設定します。
ここで問題です。「わたしは買った」と「わたしは食べた」の目的語は何になると思いますか?
正解
ice cream
Step 5それではこの2つの文の骨組みをつくってみます。
- ①
- I buy ice cream
- わたしはアイスクリームを買う
- ②
- I eat ice cream
- わたしはアイスクリームを食べる
Step 6ここで①と②を少し修正します。
問題文では、「買った」や「食べた」のように、時制が過去形となっています。それでは、これらの時制を調整しましょう。
- ①
- 「buy」の過去形は?
- ②
- 「eat」の未来形は?
正解
① bought
② ate
Step 7この時点で以下の2つの文が完成しました。
- ①
- I bought ice cream
- わたしはアイスクリームを買った
- ②
- I ate ice cream
- わたしはアイスクリームを食べた
Step 8補足情報を加えます。
①の文に以下の補足情報(太字部分)を加える必要があります。
- ①
- わたしは新宿でアイスクリームを買った。
ここでは「新宿で」の「で」にあたる前置詞を設定する必要があります。
ここで問題です。「で」にあたる場所を示す際に用いられる前置詞は、A〜Dのどれが正しいと思いますか?
- A. from
- B. at
- C. below
- D. in
正解
in
「市町村・県・国」等のエリアを示す前置詞は「in」となります。また、エリアになっている場所ではなく、点(比較的小さい場所)として判断できる場所は「at」と「in」の両方を使用できます。この場合の「in」は「~の中で」という意味となります。
Step 9ここで、以下の2つの文が完成しました。
この時点で、「先週」という情報を付け加えます。①と②のどちらでも加えることが可能ですが、今回は②に加えてみます。
- ①
- I bought ice cream in Shinjyuku
- わたしは新宿でアイスクリームを買った
- ②
- I ate ice cream last week
- わたしは先週、アイスクリームを食べた
Step 10あとは残りの情報を加えます。
問題文の中で余っているのは「有名なアイスクリームです」という情報です。それでは、この文を組み立てていきましょう。まずは「有名なアイスクリームです」の主語探しです。そう、答えは「(新宿で買って、食べた)アイスクリーム」です。これを組み立てると以下となります。
- (新宿で買って、食べた)アイスクリームは有名なアイスクリームです
ここで、「アイスクリーム」が2回繰り返されています。英語は同じ単語の重複を嫌がるので、1つの「アイスクリーム」は省略します。
- (新宿で買って、食べた)アイスクリームは有名なアイスクリームです ⇨ (新宿で買って、食べた)アイスクリームは有名です
ここで問題です。「(新宿で買って、食べた)アイスクリームは有名です」を英語にすると?
正解
The ice cream is famous
主語の状態を示す品詞を形容詞と呼びます(この文では「有名な = famous」)。この形容詞を用いて主語の状態を表すときは、主語と形容詞をBe動詞(am, is, are, was, were)でつなぐ必要があります。Be動詞の用法については、「わける 1, Step 10」を参照。
Step 11この時点で以下の3つの文が完成しました。
- ①
- I bought ice cream in Shinjyuku
- わたしは新宿でアイスクリームを買った
- ②
- I ate ice cream last week
- わたしは先週、アイスクリームを食べた
- ③
- The ice cream is famous
- そのアイスクリームは有名だ
Step 12ここで詰めです。
分割した文を適切に並べ替えることで、しっかりとした、わかりやすいメッセージとなります。
- 【よくない例】
- わたしは新宿でアイスクリームを買った。わたしは先週、アイスクリームを食べた。そのアイスクリームは有名だ。
それではもう一度、並び替えてみましょう。
- ② わたしは先週、アイスクリームを食べた ⇨ ① わたしは新宿でアイスクリームを買った ⇨ ③ そのアイスクリームは有名だ
Step 13 あと少しです。
Step 10でもあったように、英語は単語の重複を嫌がります。この場合は代名詞を使うことで、この問題を回避することができます。つまり、主語となっている重複している名詞が単数(1人;1つ)またはであれば「it」、複数(2人;2つ以上)であれば「they」を使います。この問題の「ice cream」は「it」で置き換えます(不加算名詞扱い)。
Step 14 あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは「it」を用いて、「先週、新宿で買って食べたのが有名なスイーツです」をあなたならどう訳しますか?
正解
I ate ice cream last week. I bought it in Shinjyuku. It is famous.
先週、新宿で買って食べたのが有名なアイスクリームです。
(わたしは先週、アイスクリームを食べた。新宿でそれを買った。それは有名だ。)