Step 1主語を決め、「誰がどうする」なのか「何がどうなる」なのかを判断します。
この文の主語を決めます。「何がどうなる」を使ってみると、「どうなる」に当てはまるのが動詞「開通する」です。「開通するのは何?」と考えると主語は「新幹線」になります。
それでは「何がどうなる」に当てはめてみます。
- 何が = 新幹線 ⇨ Shinkansen
- どうなる = 開通する ⇨ かいつうする ⇨ かイつウする ⇨ カイツウスル!?
Step 2問題発生です。
やはり…。「新幹線」を主語にすると、「開通する」という動詞を使わなければなりません。しかし、この動詞を知らないのです。さてどうする。
Step 3「ずらす」の登場です。
ここで「ずらす」を使ってみましょう。
この文でも「ずらす」ポイントは「行動 ⇨ 結果」です。それでは「新幹線が開通します」を「行動 ⇨ 結果」に沿って考えてみます。
- 行動 = 新幹線が開通する(鉄道会社が九州に新幹線を開通させる)
- 結果 = ?
このように、日本語の文では「行動」に焦点が当てられているのですが、「結果」に目を向けることもできます。
ここで問題です。「新幹線が開通する」ということは、その結果どうなるのでしょうか?
正解
九州で新幹線に乗ることができる
これで以下のような「行動 ⇨ 結果」になりました。
- 行動 = 新幹線が開通する(鉄道会社が九州に新幹線を開通させる)
- 結果 = 九州で新幹線に乗ることができる
Step 4「九州で新幹線に乗ることができる」に取り掛かります。
それでは、結果「九州で新幹線に乗ることができる」を訳してみましょう。まずは「みつける」です。
ここで問題です。この文の主語にするには、A〜Cのどれが正しいと思いますか?
- A. 「わたし」
- B. 「わたしたち」
- C. 「九州の人」
- D. 「新幹線」
正解
「新幹線に乗ることができる」のは「ヒト」なので、A-Cが正解です。Dを主語にすると「新幹線が新幹線に乗ることができる」となってしまうので、これは不正解です。
Step 5「誰がどうする」に当てはめます。
次は「誰がどうする」です。今回は「わたしたち」を主語に設定します。
- 誰が = we
- どうする = 乗ることができる ⇨ 乗る ⇨ 「乗る」は英語で?
正解
take
交通手段として電車・バス・飛行機・タクシーなどに「乗る;使う」場合、「take」を使います。
Step 6目的語を決めます。
- We take
- わたしたちは乗る
「主語+動詞」が決まったので、次は目的語です。
わたしたちは「なに」に乗ることができるのでしょうか?
正解
the Shinkansen
Step 7もう一息です。
- We take the Shinkansen
- わたしたちは新幹線に乗る
ここでは「九州で」の「で」にあたる前置詞を設定する必要があります。
ここで問題です。場所を示す際に用いられる前置詞は、A〜Dのどれが正しいと思いますか?
- A. in
- B. by
- C. for
- D. until
正解
in
「市町村・県・国」等のエリアを示す前置詞は「in」となります。また、エリアになっている場所ではなく、点(比較的小さい場所)として判断できる場所は「at」と「in」の両方を使用できます。この場合の「in」は「~の中で」という意味となります。
Step 8ここで詰めです。
- We take the Shinkansen in Kyushu
- わたしたちは九州で新幹線に乗る
ここで詰めです。「(わたしたちは)九州で新幹線に乗ることができる」と表現したいので、「~することができる」という意味を加える必要があります。
ここで問題です。「~することができる」は英語で?
正解
can
助動詞「can」は動詞の直前に置くという決まりがあります。
Step 9 あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは「九州に新幹線が開通します」をあなたならどう訳しますか?
正解
We can take the Shinkansen in Kyushu.
九州に新幹線が開通します。
(わたしたちは九州で新幹線に乗ることができる。)