Step 1主語を決定し、「誰がどうする」または「何がどうなる」なのかを判断します。
まずは主語の決定です。この文の主語になりそうな名詞は「本」なので、これを主語にし、「何がどうなる」に当てはめてみます。
- 何が = 本 ⇨ book
- どうなる = 書いてある ⇨ 書く ⇨ write
「The book write(s)」という文が完成しました。しかし、「The book write(s)」を訳すと「その本は書きます」。つまり、「本自体が手を使って、何かを書く」という意味となってしまいます。この主語は使えませんでした。
Step 2「セイ」の登場です。
ここで「セイ」、つまり動詞「say」の登場です。
通常、「言う」という動詞は「(ヒトが何か)を言う」ときに使われます。しかし、これを使うと「モノを擬人化し、何かを言わせる」ことが可能となります。それでは、「本に書いてあったよ」の主語である「本」に魂を吹きこんでみましょう。それでは、もう一度「何がどうなる」です。
- 何が = 本 ⇨ book
- どうなる = 言っている ⇨ 言う ⇨ say
Step 3ここで詰めです。
- The book says
- その本が言っている
現在形において、主語が単数(1人;1つ)の場合、一般動詞に「-s」をつけます(三人称単数現在)。
ここで詰めです。「say」は目的語を欲しがる動詞です。「本に書いてあったよ」の目的語は何でしょうか?見当たらない?そう、確かにこの日本語の文には目的語になりそうな名詞がありません。実はこの文、「そのことが本に書いてあったよ」のように「そのこと」が隠されているのです。
ここで問題です。「そのこと」は英語で?
正解
that
前の文を指して、「そのこと」と表現する場合、「that」が用いられます。
Step 4あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは「本に書いてあったよ」をあなたならどう訳しますか?
正解
The book says that.
本に書いてあったよ。
(その本はそのことを言っている。)