「くらべる」ってなに?
複数の文にし、それらを比較する
物事を「比べる」とき、英語では「比較表現」が用いられます。つまり「AはBよりも大きい」「AはBと同じくらいの大きさだ」や「Aは一番大きい」という具合です。シンプルな日本語であれば、この比較表現を用いて英語にするのは難しくありません。しかし複雑な日本語になると、逆にこの文法が妨げとなってしまう場合があります。では、どうすればいいのでしょうか。これまでの2つテクニックが、ここで交わります。複数の文に「わけ」て、物事を順序立てて「ならべる」のです。
くらべる3
あなたならどう訳す?

「その食べ物、初めて好きになった」

Step 1まずは「みつける」です。

ここで問題です。主語にするには、AとBのどちらが正しいと思いますか?

  • A. 「食べ物」
  • B. 「わたし」

正解

この文の動詞「好きになった」に注目です。この「好きになった」の主語となるのは「ヒト」です。「食べ物」が「好きになる」のではありません。そのため、Bが正解です。

文脈によって、この文の主語は「ヒト」だけでなく、「動物」になる可能性もあります。例えば「(あなたの買っているペットが)その食べ物を初めて好きになった」と表現したいかもしれません。また、この文の主語は「わたし」にしていますが、「わたし」以外の「ヒト」を主語にすることももちろん可能です。

Step 2「誰がどうする」に当てはめます

やはり、「禁煙する」が訳せません。ここで「ならべる」を使います。

「物事を順序立てて説明する」のです。つまり「(過去では)〇〇だったけど、(現在は)〇〇だ」と変換してみるのです。

  • 誰が = I
  • どうする = 好きになる ⇨ 好き ⇨ like

Step 3目的語を決めます。

  • I like
  • わたしは好きだ

ここで「主語+動詞」の形になりました。次は目的語です。

ここで問題です。この主語は「何を」好きになったのでしょうか?

正解

食べ物

それでは「食べ物」は英語で?

正解

food

Step 4確認です。

  • I like the food
  • わたしはその食べ物が好きだ

「主語+動詞+目的語」の完成です。ここでお気づきかもしれません。以下、今回の問題文です。

  • 【問題】
  • その食べ物、初めて好きになった

「その食べ物が好きだ」と「その食べ物を初めて好きになった」では意味が違います。でも、あきらめないでください。ここからです。

Step 5ここで「ならべる」です。

ここで「ならべる」を使ってみましょう。「物事を順序立てて説明する」のです。つまり「(過去では)〇〇だったけど、(現在は)〇〇だ」と変換してみるのです。

「その食べ物、初めて好きになった」ということは、

  • I like the food + 今
  • わたしは(今は)その食べ物が好きだ

  • けど

  • 以前はその食べ物を好きではなかった

ということです。

Step 6③に取り掛かります。

①は「今」という情報を加えるだけで完成なので、③に取り掛かります。この文は①の「好きだ」を否定形にするだけです。

一般動詞を否定形にする場合、現在形では「don’t」または「doesn’t」、過去形では「didn’t」を動詞の直前に置くだけです。

ここで問題です。③の「その食べ物を好きではなかった」を英語にすると?

正解

I didn’t like the food
わたしはその食べ物を好きではなかった

現在形において、主語が複数の場合は「don’t」、単数の場合は「doesn’t」を使います(三人称単数現在)。しかし、「I」と「you」は例外。これらは単数ですが、「don’t」を使います。過去形はすべて「didn’t」となります。

Step 7③に補足情報を付け加えます。

  • I didn’t like the food
  • わたしはその食べ物を好きではなかった

③に「以前は」という情報を加える必要があります。この単語がわからない場合は「いいかえ」てみましょう。漢字の中にヒントが隠されています。

  • 以前は ⇨ 前は ⇨ 「前」は英語で?

正解

before

Step 8①と③が完成しました。

  • I like the food now
  • わたしは今はその食べ物が好きだ

  • けど

  • I didn’t like the food before
  • わたしは以前はその食べ物を好きではなかった

Step 9最後に②に取り掛かります。

①と③が完成しました。最後に②を変換してみましょう。

  • I like the food now
  • わたしは今はその食べ物が好きだ

  • けど ⇨ でも ⇨ しかし ⇨ 「しかし」は英語で?

  • I didn’t like the food before
  • わたしは以前はその食べ物を好きではなかった

正解

but

Step 10ここで詰めです。

  • I like the food now
  • わたしは今はその食べ物が好きだ
  • but
  • I didn’t like the food before
  • わたしは以前はその食べ物を好きではなかった

①と③では、「その食べ物 = the food」が2回繰り返されています。英語は単語の重複を嫌がります。この場合、代名詞を使うことで、この問題を回避することができます。つまり、重複している名詞が単数(1人;1つ)またはであれば「it」、複数(2人;2つ以上)であれば「they」を使います。この問題の「その食べ物」は「it」で置き換えることができます。

  • I didn’t like the food it before
  • わたしは以前はその食べ物それが好きではなかった

Step 11あとはすべてを組み合わせるだけです。

それでは「その食べ物、初めて好きになった」をあなたならどう訳しますか?

正解

I like the food now but I didn’t like it before.
その食べ物、初めて好きになった。
(わたしは今はその食べ物が好きだ。しかし、わたしは以前はその食べ物を好きではなかった。)

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