「セイ」ってなに?
人間以外が話し始める秘密
ファンタジー映画やアニメーションでは、物や動物が擬人化され、人間の言葉を話すシーンがよく見られます。もちろん、これは想像上のこと…ではないのです。英語を話すとき、人間以外に言葉を言わせてみてはどうでしょう。その方法はただ一つ。あなたもよく知っている単語、『say』を用いるのです。実はこの動詞、『言う』という意味だけではなかったのです。
セイ1
あなたならどう訳す?

「本に書いてあるよ」

Step 1主語を決定し、「誰がどうする」または「何がどうなる」なのかを判断します。

まずは主語の決定です。この文の主語になりそうな名詞は「本」なので、これを主語にし、「何がどうなる」に当てはめてみます。

  • 何が = 本 ⇨ book
  • どうなる = 書いてある ⇨ 書く ⇨ write

「The book write(s)」という文が完成しました。しかし、「The book write(s)」を訳すと「その本は書きます」。つまり、「本自体が手を使って、何かを書く」という意味となってしまいます。この主語は使えませんでした。

Step 2「セイ」の登場です。

ここで「セイ」、つまり動詞「say」の登場です。

通常、「言う」という動詞は「(ヒトが何か)を言う」ときに使われます。しかし、これを使うと「モノを擬人化し、何かを言わせる」ことが可能となります。それでは、「本に書いてあったよ」の主語である「本」に魂を吹きこんでみましょう。それでは、もう一度「何がどうなる」です。

  • 何が = 本 ⇨ book
  • どうなる = 言っている ⇨ 言う ⇨ say

Step 3ここで詰めです。

  • The book says
  • その本が言っている

現在形において、主語が単数(1人;1つ)の場合、一般動詞に「-s」をつけます(三人称単数現在)。

ここで詰めです。「say」は目的語を欲しがる動詞です。「本に書いてあったよ」の目的語は何でしょうか?見当たらない?そう、確かにこの日本語の文には目的語になりそうな名詞がありません。実はこの文、「そのことが本に書いてあったよ」のように「そのこと」が隠されているのです。

ここで問題です。「そのこと」は英語で?

正解

that

前の文を指して、「そのこと」と表現する場合、「that」が用いられます。

Step 4あとはすべてを組み合わせるだけです。

それでは「本に書いてあったよ」をあなたならどう訳しますか?

正解

The book says that.
本に書いてあったよ。
(その本はそのことを言っている。)

HUTのおすすめ
まほうのことば1
#have#動詞
アルワハブ2
まほうのことば3
#no#yes
イエスノウ1
まほうのことば2
#say
セイ1
まほうのことば1
#have#動詞
アルワハブ1
HUTの選りすぐりのコンテンツや
最新情報をお届けします
1.
HUTのコンテンツの一部をメルマガ会員限定で
無料公開
2.
HUTウェビナーなど、イベント情報のお届け
3.
会員限定キャンペーンのお知らせ