「なりきる」ってなに?
一人多役演じる
大きなジェスチャー、しっかりとした発声、そして変化する声のトーン。英語は感情表現が豊かな言語。多くの人は英語に対してこのような印象を持っているようです。これは、英語で過去の出来事について話すとき、多くの人が一人二役あるいは一人多役演じているからかもしれません。「日本語は主語を省略する」ことからもわかるように、日本語は客観的に物事を表現する傾向にあります。しかし、英語では物事を主観的に表現することで、さまざまな感情表現を可能にします。この英語的な表現方法。言いたい日本語の文を簡素化するだけにはとどまりません。まるで映画を観ているような臨場感でさえ聞き手に与えることができるのです。
なりきる1
あなたならどう訳す?
「その人、大声で助け呼んでてさ」
Step 1まずは「みつける」です。
この文で主語になりそうなのは「その人」だけのような気がします。それでは、「その人」を主語に設定してみましょう。
- 誰が = その人 ⇨ そのひと ⇨ そノひト ⇨ ソノヒト!?
Step 2問題発生です。
「その人」という単語を知らなければ先に進めません。