Step 1この文の主語を決めます。
おそらく、文頭にある「本」が主語になりそうです。それでは「本」という「モノ」が主語になったので「何がどうなる」に当てはめます。
- 何が = 本 ⇨ book
- どうなる = 書いた ⇨ 書く ⇨ write
Step 2ここで問題発生です。
ここでストップです。「(この)本は書いた」では、「本自体が意思を持って文章を書いた」という非現実的な表現になってしまいます。
Step 3ここで「とりかえる」の登場です。
Step 1では「本」を主語にしたので、うまくいきませんでした。こうなった場合、すぐに主語を置き換えるのです。
ここで問題です。この文で他に主語になりそうなのは何だと思いますか?
正解
夏目漱石
Step 4 「誰がどうする」に当てはめてみます。
主語が「夏目漱石」に決定したので、「誰がどうする」に当てはめてみましょう。
- 誰が = 夏目漱石 ⇨ Souseki Natsume
- どうする = 書いた ⇨ 書く ⇨ 「書く」は英語で?
正解
write
Step 5 動詞の時制を過去形にします。
- Souseki Natsume write
- 夏目漱石が書く
説明を簡素化するために、三単現の「-s」は省略しています。
動詞が「write」に決まりました。ただし、この文は「夏目漱石が書いた」つまり「書く」の過去形を使う必要があります。
ここで問題です。「write」の過去形は?
正解
wrote
Step 6 あとは動詞直後に目的語を設定し、すべてを組み合わせるだけです。
それでは「この本は夏目漱石が書いたものです」をあなたならどう訳しますか?
正解
Souseki Natsume wrote this book.
この本は夏目漱石が書いたものです。
(夏目漱石がこの本を書きました。)