Step 1「誰がどうする」に当てはめます。
まずは「誰がどうする」から始めましょう。今回も主語は「わたし」。
- 誰が = I
- どうする = 助けたい ⇨ 助ける ⇨ 「助ける」は英語で?
正解
help
Step 2少し修正します。
- I help
- わたしは助ける
「くわしくする 1」で出てきたように、「~したい」という表現は「want to 動詞」を用います。それでは、この表現を加えて文を作ってみます。
- 誰が = I
- どうする = 助けたい ⇨ 「助けたい」は英語で?
正解
want to help
Step 3目的語を決めます。
- I want to help
- わたしは助けたい
これで「主語+動詞」の語順にすることができました。次のステップでは、目的語を設定する必要があります。
ここで問題です。「(わたしは)心からあなたを助けたい」の目的語は何になると思いますか?
正解
you
そう、「助けたい」と言ったら、「誰を」と聞きたくなります。この文の助ける対象となるヒトは「あなた」しかありません。
Step 4「くりかえす」の登場です。
- I want to help you
- わたしはあなたを助けたい
すでにお気づきかもしれませんが、「心からあなたを助けたいんです」のネックとなる部分が「心から」だと思います。
ここで「くりかえす」の登場です。そう、上記の文を二度言えばよいのです。
- I want to help you. I want to help you.
- わたしはあなたを助けたい。わたしはあなたを助けたい。
Step 5強調します。
- I want to help you. I want to help you.
- わたしはあなたを助けたい。わたしはあなたを助けたい。
しかし、これだとコンピューターが話しているような、無機質な印象を与えてしまう恐れがあります。ここで「いいかえる」を使い、違う言葉に置き換えてみましょう。「心から」ということは、「心の底から本当にそのように思っている」ということです。そう、この何かを強調するときの言葉、「本当に」が使えそうです。
ここで問題です。「本当に」は英語で?
正解
really
Step 6「really」の位置が重要です。
副詞「really」は動詞を修飾する働きがあります。「I want to help you」の動詞は「want」なので、この直前に「really」を置きます。
この「really」は1回目の文で使うべきでしょうか?それとも2回目?以下、日本語で確認してみます。
- ①
- I really want to help you. I want to help you.
- わたしは本当にあなたを助けたい。わたしはあなたを助けたい。
- ②
- I want to help you. I really want to help you.
- わたしはあなたを助けたい。わたしは本当にあなたを助けたい。
厳密な決まりはないのですが、②の方が念を押しているように聞こえませんか?それでは②を使ってみましょう。
Step 7ここで詰めです。
- I want to help you. I really want to help you.
- わたしはあなたを助けたい。わたしは本当にあなたを助けたい。
ここで詰めです。上記の2つの文では、重複している部分が多いので、その部分を省略していきます。日本語でも「わたしはあなたを助けたい。本当にそうしたい。」のように、少し簡素化した言い回しにしますね。それと同じです。ただし、2回目の「want to help you」まで省いてしまうと文が成り立ちません。主語と動詞までを残すことにします。これで完成です。
Step 8あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは「ケンが明日、新しいウェブサイトを公開するんだ」をあなたならどう訳しますか?
正解
I want to help you. I really want to.
わたしは本当にあなたを助けたい。
(わたしはあなたを助けたい。わたしは本当にそうしたい。)