Step 1「誰がどうする」または「何がどうなる」なのかを判断します。
まずは「みつける」。この文が「誰がどうする」なのか「何がどうなる」なのかを判断しましょう。
ここで問題です。AとBのどちらが正しいと思いますか?
- A. 「(ヒトが)現金がありません」
- B. 「(モノ・コトが)現金がありません」
正解
「現金がない」のは「ヒト」なので、Aが正解です。
Step 2「誰がどうする」に当てはめてみます。
「ヒト」が主語になったので、この文を「誰がどうする」に当てはめてみましょう。今回は主語を「わたし」に設定することにします。
- 誰が = I
- どうする = ありません ⇨ ある ⇨ アル!?
Step 3「アルワハブ」の登場です。
この文では「ありません」、つまり「ある」という動詞(の否定形)が必要になります。ここで、「まほうのことば」。
動詞「have」には「持っている」という意味に加え、「ある」という意味があります。「ある」は「have」、つまり「アルワハブ」。それでは、動詞「have」を使って文をつくってみましょう。もう一度、Step 1から始めてみます。
- 誰が = I
- どうする = ありません ⇨ ある ⇨ have
Step 4目的語を決めます。
- I have
- わたしはある(持っている)
主語と動詞が完成しました。次は目的語です。
ここで問題です。この文の目的語は何だと思いますか?
正解
現金 ⇨ cash
Step 5ここで詰めです。
- I have cash
- わたしは現金があります(持っている)
これまでのStepで「I have cash(わたしは現金があります)」という文が完成しました。Step 4では、この文を否定形にするだけです。
一般動詞を否定形にする場合、現在形では「don’t」または「doesn’t」、過去形では「didn’t」を動詞の直前に置くだけです。
ここで問題です。「I have cash(わたしは現金があります)」を否定形にすると?
正解
I don’t have cash
わたしは現金がありません(持っていません)
現在形において、主語が複数の場合は「don’t」、単数の場合は「doesn’t」を使います(三人称単数現在)。しかし、「I」と「you」は例外。これらは単数ですが、「don’t」を使います。過去形はすべて「didn’t」となります。
Step 6あとはすべてを組み合わせるだけです。
それでは「今、現金がありません」をあなたならどう訳しますか?「今」を付け加えるのをお忘れなく。
正解
I don’t have cash now.
今、現金がありません。
(わたしは今、現金を持っていません。)